『「ごめんなさい」が言えますか?』

~片づけるとどんどん起こる幸せストーリー(最終回)~



『「ごめんなさい」が言えますか?』

 

改めて・・・私たちはなぜ片づけなくてはいけないのでしょうか?

何のために、誰のために片づけるのか?

近年これほどまでに片づけの情報があちこちから入ってくるのに、

なぜ片づけられないのか?

「片づけた方がいい」「片づけなくてはいけない」と思っていながらも

その理由について深く考えたことのある人は、

決して多くはありません。

 

「まずは捨てればいいのよね」皆さんよ~く知っています。

「でも捨てられないのよね」(苦笑)。

なぜ捨てられないのか?その原因がはっきりとわからない限り、

捨てることに抵抗を感じ続けることになります。

それは、病気の原因がわからないまま

色々な薬を飲んだり入院するのと同じこと。

根本的な原因がわからずして、

病気を治したり片づけを成功させるのは難しいのです。

 

私は10年以上、片づけと向き合い

片づけられない原因を模索し続けてきました。

片づけのやり方が解っても、でも片づけられないのは

「時間がないから」「モノが多すぎるから」「性格だから」

などとよく言われます。

確かにそうかもしれませんが、角度を変えて見ると、

これは、片づけをやらない“言い訳”なのです。

ではどうしてこのような言い訳をしてしまうのでしょう?

片づけをしてスッキリした生活をしたいはずなのに・・・。

 

実はその根本的な原因は

「人間関係の悩み」にあるのです。

この事はカウンセリング心理学を学んで確信に変わりました。

私自身がまさにそうだったからです。

整理収納のノウハウ、スキルを持ちながら、

私は随分長い間片づけに対してポジティブな楽しいイメージを持てませんでした。

片づけのプロとしてお客様の家を片づけながらも、

自分の家の片づけに気持ちがついていきませんでした。

そんな私の人生の転機が

心理学を学んだことなのです。

学べば学ぶほど、どんどん心が浄化され楽になりました。

できない自分を許せるようになったことで家族を許せるようになり、

「私ばかりやっている」という不満や怒りから解放されました。

心が感謝の気持ちで満たされ溢れてくると、

口から出る言葉も表情も変わってきます。

 

素直に「ありがとう」「ごめんなさい」を

夫に伝えることができるようになり、

片づけも“やらされている”のではなく

“やりたい”気持ちに変化していきました。

するとその気持ちに正比例するように

部屋がどんどん片づいていき、

更に夫も気持ち良く

家の中のことを手伝ってくれるようになりました(驚)。

 

片づけは、『家族の思いやり』です。

誰かが背負い込むことでも、

無理やりやることでもやらせることでもありません。

家族が気持ち良くいられるように願うこと=愛、

これこそが片づけを始めるときの

大前提になります。

 

あなたは夫(妻)や子ども、周囲の人たちに

「ごめんなさい」が言えますか?

「自分は悪くない」って思っても

本当にそうだろうか?

反省する点は一つもないだろうか?

と、自分自身を謙虚に振り返ることで怒りが消え、

心が穏やかになります。

 

「負けるが勝ち」と言いますね。

謝ったら負けだとか損だとか、どちらが上とか下だとかを考えず

「ごめんなさい」を言葉にすることで、

相手の怒りも消えていきます。

片づけは、不満や怒りを持っていてはなかなか進みません。

進んだとしてもまたリバウンドしてしまいます。

心穏やかで優しい気持ちでいることが、

関係ないようでとても大事なことなのです。

 

片づけと心は深く繋がっています。

心が穏やかな人は片づけを苦痛に感じることはありません。

不満も恐れも怒りも受け入れ

「ごめんなさい」と言うのは、少し勇気が必要です。

でもその一言で、

人生が180度変わります♪



“片づけると幸せになる”“幸せだと片づけられる”

どちらも正解ですが、片づけのゴールの近道は

後者だと私は思います♪




 20191228「スポーツとよはし」掲載『暮らしのセラピー』より

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