「友人に渡せなかったお土産たち」

~片づけるとどんどん起こる幸せストーリー⑯~

 

 

「友人に渡せなかったお土産たち」

 

皆さんは「旅行」に行くことは好きですか?

私は4~5年前、色々なセミナーの参加や資格取得のため、

名古屋、東京、大阪の遠方の出張はしゅっちゅうでした。

しかし、今でもどこかに行くよりは

家の中で一日中、本(漫画を含む)を読んでいることに

幸せを感じるインドア派です。

 

なので、たまにどこかに泊まりに出かけることになると、

それがプライベートであっても、仕度するのがとっても辛い。

旅先で何か忘れ物がないかと心配で

「旅行」というイベントが、実は苦痛で仕方ありません。

 

しかし、重い腰を上げていざ出かけてみると

本の中の世界ではわからない感動が

そこにはあります。

視覚・嗅覚・聴覚・味覚・触覚の五感で感じることで

得られる体験は貴重です。

 

お家の中がモノで溢れ

困り果てていたSさんも旅行が大好き。

Sさんは独身ですので、

仕事が休みの時は仲の良い友人と旅行したり、

一人旅も楽しめる素敵な女性でした。

 

Sさんは1LDKのマンションに一人暮らし。

そのためSさん以外に家の中にモノを持ち込む人も

家の中を散らかす人もいません。

家の中のことはすべて自由、自分の思い通りです。

これは、皆さんもお気づきのように、

良いことがある反面、悪い面もあります。

 

自分が散らかしても誰にも迷惑はかけない、

自分以外に誰も困らない、

どんなにぐちゃぐちゃでも

誰にも文句を言われることはありません。

一見とても楽なのですが

ここが大きな落とし穴なのです。

物事は表裏一体と言いますが、

自由の裏側には大きな責任が伴うのですね。

 

そんなSさんは、旅先でセンスの良いお土産を見つけるのが得意。

お友達のお土産はもちろん、

自分の分も必ず買って帰ります。

日ごろ頑張っている自分へのご褒美と

「こんな素敵な場所に来た♪」という思い出を忘れないように。

 

Sさんのお家の中のモノを一つ一つ拾い上げていくと、

素敵なお土産たちをいくつも掘り当てることができました。

まるで宝物を発見するみたいに

私はドキドキワクワクしているのですが、

Sさんの表情はお土産を発見する度に曇っていきます。

 

「あぁ・・・これは〇年前に買ったモノ(泣)。」

「あぁ・・・これ賞味期限切れちゃった(泣)。」

 

きっと喜んでくれるであろう友達の顔を

一人一人思い浮かべて買ったのに・・・

時間をかけて選んだのに・・・

思い切って奮発したのに・・・

もう今更渡せない・・・

わき上がってくるのは、すぐに渡さなかった

『後悔』の感情ばかりでした。

 

せっかく相手を想って買ったモノを捨てる行為は、

相手に知られることはありませんが

知らないうちに『自尊心(自分を大切に思う気持ち)』を

傷つけます。

 

お土産にも‶旬″があります。

それは旅行から帰って自分の気持ちが高まっている時。

お土産は‶旬″のうちに相手に渡すように

心がけましょう♪

 

「いざとなった時に頑張れる人』になるには、

‶自尊心″を高めることが必須です。

相手を想って買ったお土産を早く渡すことも

自尊心を高める一つの方法になります♪

 

20180224「スポーツとよはし」掲載『暮らしのセラピー』より

コラム・メルマガ|コラム「暮らしのセラピー」

ページトップへ