コラム「暮らしのセラピー」
「もったいない」は悪魔のささやき
河合妙子の片づけるとどんどん起こる幸せストーリー⑱
「もったいない」は悪魔のささやき
「もったいないなあ~」
「もったいなくて捨てられないんです~」
片づけが苦手だと思っている多くの人が
この『もったいない』という言葉を
多く口にします。
先日の講座でも受講生さん本人が
「これは使っていない不要なモノ」とご自身で判断しながら
「でももったいなくて・・・」と
何度もつぶやいていました。
その言葉、その気持ち、私も「あるある~」と
すごく共感します。
思い起こせば10年ほど前の私は
「もったいないな~」とつぶやきながら
子ども達の食べ残しをいつも口に放り込んでいました!?
そして、その「もったいない」というつぶやきの回数に正比例して
私の体はどんどん横に大きくなっていったのであります(苦笑)
しかし本当に問題なのは
その後わき上がってくる『感情』です。
ダイエットしたいと思っているのに
「もったいない」という悪魔のささやきにより
人の分まで食べてしまい、
体重が増え、罪悪感と同時に意志の弱い自分に自己嫌悪・・・
の繰り返し。
捨てるのがもったいなくて、ゴミ箱でなく
自分の口へ放り込む。
ゴミとして捨てているわけではないのに
結果的に幸せな気持ちになれないのはなぜでしょうか?
それは『自分自身』を大切にしていないからなのです。
自分が本当に食べたいものではないモノ、
自分の体が必要としていないモノを食べているから
幸せではないのです。
これはモノの片づけも同じ。
「もったいなくて~」と、存在さえ忘れていた不要なモノを
家の外に出さず溜め込んでいたら、
家の中はどんどんモノで溢れかえり、メタボハウス一直線です。
それは=(イコール)、家を大切にしていないということになるのです。
実は、この『もったいない』という言葉がクセモノ。
『今あるモノを活かす』という意味で使うなら
素晴らしい言葉なのですが、
モノを捨てない言い訳として使う時
それは悪魔のささやきに豹変するのです。
片づけの苦手な人、得意な人も
「スッキリ」と「もったいない」の両立は
不可能です!と言っても過言はありません。
今日から「もったいない」を封印しましょう。
片づけは家を
ダイエットは自分を大切にするということ。
「もったいない」を言い訳にしないことが
片づけとダイエットの成功につながります♪
20180526「スポーツとよはし」掲載『 暮らしのセラピー』より
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