『食べ物は命の犠牲の上にある』

片づけるとどんどん起こる幸せストーリー⑨

 

『食べ物は命の犠牲の上にある』

 

わが家では毎週生協の宅配を頼んでいます。

数年前に生協を再開してから

生協でしか買えない野菜など、食料品が増えました。

意識していないとあっという間に

冷蔵庫の中はいっぱいになってしまいます。

冷蔵庫も定期的にお掃除をするほうが楽ですし、

食材の期限切れや腐らせるのを防ぐためにも

できるだけシンプルに、

どこに何が入っているのかも把握しておきたいところです。

 

さて、お片づけレッスンを依頼されたYさんも

生協の宅配を受けておられました。

食品の定期的な宅配は、便利な反面、

注文書を眺めているとあれもこれもと

ついつい注文しすぎてしまうデメリットがあります。

Yさん宅の冷蔵庫も、パントリーも食器棚にも、

食材がぎゅうぎゅうに詰め込まれていました。

 

お片づけレッスンは、まず一つ一つ賞味期限を確認しながら

処分するもの、残すものを決めていきます。

Yさん宅の冷蔵庫の中からは、期限切れの牛乳、

いつ開封したかわからないずいぶん古いドレッシング、

いつから溜めているかわからない大量のギョーザのたれや

ワサビの小袋もどっさりと出てきました。

また、パントリーや食器棚には

何年も前に期限が切れてしまっていた缶詰や赤飯の素、

パスタやカップラーメンも大量にありました。

 

さてここで、皆さんに質問です。

皆さんは賞味期限を気にしますか?

それとも、古くても開封してなければ大丈夫、変な味や

怪しいにおいがしなければ大丈夫、と気になりませんか?

Yさんは後者のほうでした。

しかし、処分しないで全部残しておいたら

とても数か月では食べきれないほどの食品があるにもかかわらず、

「“ナマモノ”でなければ、1~2年くらい賞味期限が切れていても

全然大丈夫、食べます!」

と言って今までずっと処分していませんでした。

 

そうは言っても部屋の中の現状は、

料理をするキッチンの床にも

ダイニングテーブル沿いにも、食器棚の前にも

収納スペースに入りきらない食材が

レジ袋や段ボール箱に入ったまま、直置きされています。

これでは、もし今ここで地震や火災が起こったら

つまずいてケガをしたり、扉が開かなくなって逃げ遅れ

命を落とす危険性もあるでしょう。

 

食材を減らす方法は二つ。

「食べる」か、「家の外に出す」かです。

たくさんの食材があるのにどんどん買ってしまったら、

いくら育ち盛りの子どもがいても、食べる量には限界があります。

それでも・・・

「食べ物を捨てるなんてバチが当たる」

「まだ食べられるのに、捨てるなんてもったいなくて」

と踏ん切りがつかないYさん。

 

そこで、私自身が常に意識している考え方を

Yさんにお伝えしてみました。

「古い食品はたとえ食べられてお腹をこわさないにしても、

酸化していて、老化を促進したり、ガン等の病気の原因になったりするんですよ~」

「どんどん老け込んだり病気になったりしたら、化粧品代や

病院代、薬代にお金がかかって、それこそもったいないと思いませんか?」

それまでずっともったいなくて捨てられないと譲れなかったYさんが、

「やだ~っ!全部捨てるぅ~!!」と叫んだのは

その直後でした(笑)。

 

身体は口に入れるもの、食べるもので作られています。

家族の命と健康を守るために

自分自身もいつまでも元気で若々しくありたいと思うなら

冷蔵庫を開けたついでに食材を見直してみるといいですね。

冷蔵庫の中を見ると、その家族の健康度がわかります♪

私たちの食べるモノは

『数えきれない命の犠牲』の上にあるのです。

期限切れになったり、

腐るまでしまい込んでおくのではなく

新鮮なうちに、感謝の気持ちでいただきましょう。

食べきれないなら新しいうちに

お隣さんにおすそわけすると喜んでいただけますよ♪

 

 

20170624「スポーツとよはし」掲載『暮らしのセラピー』より

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